アクセシビリティ探求:視覚障害のニーズは、インクルージョンで解決する
宮内久絵
筑波大学人間系准教授。主な研究分野は、特別支援教育と視覚障害教育
ディニーン・ファスト
オハイオ州立大学准教授。視覚障害や障がい者の移動(モビリティ)を研究
両先生の専門分野は視覚障害教育です。ディニーン先生の研究は、視覚障害のある人々がサービスをより円滑に利用できる環境づくりを目的としています。「学びとは、個人の経験と理解の積み重ねから生まれるもの」という考え方を大切にし、視覚障害分野のニーズや自身の経験を踏まえ、次の3つを主な研究領域としています。
- 交通のアクセシビリティ
- 学校環境で多様なニーズを持つ学生の教育サービスとアクセシビリティ
- 視覚障害教育における教員不足の解消と、サービスのアクセシビリティ向上
キーワードは「アクセシビリティ」。ただし、その意味合いには微妙な違いがあります。1つ目は物理的・空間的な「移動のしやすさ」、2つ目は教育サービスにおける「使いやすさ」、そして3つ目は教育サービスの「受けやすさ」と言えるでしょう。
今年3月に来筑したディニーン先生は、10日ほどの滞在の間に、東京護国寺の盲学校や東京ディズニーランド、筑波山、東京国立博物館、浅草など、さまざまな場所を巡りました。スマホに撮りためた大量の写真を見せながら、東京やつくばのアクセシビリティの”先進性”を興奮気味に語るディニーン先生。おそらく先生とって、世界はすべて、学びと遊びと研究の対象なのでしょうw
そんなディニーン先生の「日本探索」を、人間系 宮内先生との対談ビデオシリーズとしてお届けします。 両先生の美しい英語の発音も、お楽しみください。
宮内先生とディニーン先生のTalk Sessionシリーズ
- Exploring Accessibility
- Visual impairments
- Experiences on the Road
- Public Transportation in Tokyo
- Tokyo National Museum
- Tokyo Disneyland
- Discussion

東京護国寺の盲学校にて
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科目名:Inclusive Smart Society 概論 I
科目番号:1290181(学群)/ 0A00320(大学院)