批判的に考えよう:ラセル教授と映画制作
李 昇姫(イ スンヒ)
筑波大学芸術系准教授。主な研究分野は、感性情報学とデザイン学。在日韓国人
Rasel Ahmed(ラセル アーメッド)
オハイオ州立大学助教。演劇、映画、メディア芸術所属。映画製作者。バングラデシュ出身の米国移民
李ラボの学生たち
Max(日本人とオランダ人のハーフ)
Alvin(中国人とインドネシア人のハーフ)
ラセル先生は、オハイオ州立大学で映画の研究や制作活動を行っています。「強制移住(Displacement)」や「社会的断絶(Dislocation)」など、幅広い社会問題をテーマにしつつ、ドキュメンタリーのような直接的な表現ではなく、ノンフィクションとファンタジーを織り交ぜ、批評的な視点で問題を描き出す独自のアプローチをとっています。
かつてバングラデシュで出版の仕事に従事していたラセル先生は、同僚で活動家の仲間2人の殺害をきっかけに祖国での居場所を失い、国外への強制移住を余儀なくされました。現在は米国で助教授として活動しており、バングラデシュに帰国することはできません。
自身が「displaced」された経験を持つラセル先生が、映画制作を通じて社会問題を語ります。

ラセル先生、李先生と学生たちのTalk Sessionシリーズ