ガバナンスを語る:そもそもインクルーシブな社会って? それは実現可能なのか
秋山肇
筑波大学人文社会系助教。主な研究分野は、憲法や国際法など
アン・アレン
オハイオ州立大学准教授。公立学校の教育政策を研究
二人の先生に共通する研究テーマは、ガバナンス。「governance system(ガバナンス・システム)」とは、組織や国、企業などの運営や意思決定の仕組み・体制のことを指します。物事をどうやって決めて、どうやって管理・監督していくか、というルールや構造の全体です。トップの決定が独断的にならないようにチェックする仕組みでもあります。
今回のトークセッションでは、ガバナンス・システムの日米比較から始まり、中央集権的な日本と地方分権型のアメリカでは、どちらがインクルーシブな社会を実現しやすいか、さらに踏み込んで、なぜインクルーシブについて考える必要があるのか、その目的は何か、を考えます。
本シリーズの最終セッション「What’s inclusiviry?」では、会場で視聴していたオハイオ州立大学の先生や学生も加わり、インクルーシブについて、自分の考えを述べます。「理想の世界では、インクルーシブという用語は必要ない」という、スー先生の言葉が心に沁みます。


秋山先生とアン先生のTalk Sessionシリーズ
- Governing systems in Japan and the US
- Centralized vs. Localized
- What’s inclusivity?
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科目名:Inclusive Smart Society 概論 I
科目番号:1290181(学群)/ 0A00320(大学院)