活動報告

OHIO

森尾先生のOSU現地リポート②

AIとマンガの違いはなんでしょうか?

AIエンジニアが天才と呼ばれ、マンガ研究者がオタクと呼ばれる理由は?

 

天才とオタクは、同じコインの表と裏。興味の対象が違うだけで、やってることは、基本的に同じです。好きなことへの、飽くなき探求。しかし、オタクと天才は紙一重。すべての天才はオタク的要素がある一方、すべてのオタクが天才と称されるわけではありません。

 

マンガスペシャリストの森尾先生から、OSU現地リポート第2弾です。

 

OSU学生が描いた森尾先生のアバター

 

Written by Prof. Morio

わたしは海外の大学を訪問するときにはなるべく図書館に行くのですが、OSUのThompson Libraryは期待以上の宝の宝庫でした。Thompson Libraryではエレベーターでしかアクセスできないフロアがありますが、その一角に東アジアの書籍コーナーがあります。

 
東アジアの書籍というと、自分の研究柄からついマンガを探してしまうのですが、日本でおなじみのマンガに加え、今となっては入手が難しいマンガ研究書も多数目にしました。また、日本以外のマンガも色々と揃っており、マンガ好きには一日中篭もっていたい空間でした。

 
右下の書影は香港の格闘マンガの歴史の本です。中国語圏の格闘マンガというと、池上遼一先生風の画風ばかりと思いきや、バトルマンガ史の中で様々な作風が生まれ、今も興りつつあることに驚きました。

 


それにしてもそれぞれの国でしかまず手に入らない本をこれだけ揃えていることには頭が下がる想いです。

今度の訪問時にはコミケカタログを寄贈したいと思います。