活動報告

TSUKUBA

OSU副学長Kaya先生の来筑体験記

2025年3月27日、オハイオ州立大学のKaya副学長が、奥様のRita先生を伴い、筑波大学を訪問されました。来筑の目的は、ISSプログラム、サマーフェスティバル、大阪万博への出展に関する意見交換です。

 

この日、ISSプログラムリーダーの松島先生は出張で欠席。リーダー不在のISSランチミーティングでは、森尾先生と秋山先生が司会進行を、ハサン先生と李先生がプロダクトのデモを担当するという臨時体制で臨みました。

 

OSUからのVIP来臨とあって、UT側の教員は緊張の面持ちで・・・なんてことはなく、日本語から解放されて水を得た魚のようなハサン先生と、英語ネイティブにすら「早口」と揶揄される秋山先生は、普段通りの軽快トークで来賓を迎えます。

 

海外の重鎮にもまったく気を遣う様子のないハサン先生と秋山先生。その飾らない態度が逆にKaya先生とRita先生をリラックスさせ、会議は終始、和気あいあいとしたフレンドリーな雰囲気のなかで進行しました。

 

 

国民の99%以上がイスラム教徒という国、トルコ共和国。そこの出身であるKaya先生は、ラマダン月であるこの日、筑大で人気のハラルフードを食し、大絶賛。国民の大半がイスラム教であるシリア出身のハサン先生もまた、美味しそうに食べています。

 

Kaya先生:モダル、わたしは無宗教だが、君はイスラムの教えを守らなくていいのか?

Modar先生:イスラムの教えは、その気がないわけではないが、守れないでいる・・・ 

 

ラマダンの断食月にハラルフードをかっ込みながら、イスラムの教えに従わないお互いの状況を確認し合うKaya先生とModar先生。おもしろすぎる・・・ww

 

ハラルフードが気に入ったKaya先生(左奥)

 

トルコに生まれたら、イスラム教徒になることがデフォルトのような状況のなか、残り1パーセント以下のグループに属するKaya先生は、実はオスマン帝国史の専門家として、多くの著書を発表しています。

オスマン帝国は、現在のトルコがあるあたりに栄えたイスラム教の大帝国です。イスラム帝国の研究を極めた結果、行きついた先が無宗教だったというのなら、Kaya先生、やはり一筋縄でいきません。

 

筋金入りの歴史学者であるKaya先生。意外にも(?)プロダクトに興味津々

 

可愛らしいリタ先生

 

李先生の学生たち Max、Alvin、Karl による渾身のデモも Kaya/Rita先生に大うけ(写真がないのが残念)

 

 

2025年のサマーフェスティバルは、バーチャル空間が会場となります。ハサン先生が映し出すVR空間を見たKaya先生は、自らもアバターで登場すると息巻きます。

 

昨年よりもバージョンアップしたサマフェス、隣のアバターはKaya先生かも知れません。