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OSU教授陣が筑波大を訪問。ISSコースの今後を語る
2025年3月、オハイオ州立大学から愉快な訪問団がやってきました。ISSI/II講義ビデオでお馴染みのスー先生、アン先生、ディニーン先生と、宇宙分野に詳しいハワード博士、エディ学生の5名です。
大学のオフシーズンに来筑した先生たち。興味あることを突き詰めていくのが教授という職業なら、彼らにとって、仕事も遊びもすべて「研究」。みんな好奇心旺盛で、ISS関連の情報共有にとどまらず(仕事)、各自の“日本にいったらやることリスト”を順調にこなしていきます(遊び)。
ここでは、そんな先生たちの来日の様子を、ちょっとだけ紹介します。
■ディニーン先生の学校訪問
障がい者の移動(Mobility)を研究しているディニーン先生。人間系の宮内先生とともに、護国寺にある筑波大学附属視覚特別支援学校を訪問しました。

本当に嬉しそうなディニーン先生

宮内先生と一緒に
公共交通機関のバリアフリーにも精通するディニーン先生にとって、日本はその分野のシリコンバレー的存在です。視覚障がい者がひとりで安全に歩ける国(都市部)は、世界広しといえども日本だけだそう。彼女の研究結果によると、「東京ディズニーランドは(障がい者を含め)誰もが楽しめる工夫が施されており、インクルーシブな環境を体験する上で意義のある訪問先」となります。その意味では、本場アメリカを凌ぐとも。 笑
■ISS講義ビデオの撮影
せっかく来筑した先生を、そのまま帰すわけにはいきません。ISSプログラムリーダーの松島先生は、ISSコースの今後を考え、みんなの対談をビデオに撮影することに決めました。
1st Talk Session: アン先生と秋山先生

自然体でお笑い芸人の雰囲気を醸し出す二人の相性はピッタリ
2nd Talk Session: 体育系オールスター登場

2024年にISSプログラムでOSU訪問後、猛勉強の末、4月から体育科学学位プログラム博士後期課程に入学が決まった池下さん(左端)

スー先生、JEANサトー学生、佐藤先生

OSUから来筑中(サマフェス優秀者)のブランドン青年とAydanさんも参戦
3rd Talk Session:ディニーン先生と宮内先生

表情に優しさがにじみ出るディニーン先生

知性と気品漂う宮内先生
降って湧いたような対談の話。しかもプロのカメラマンを呼んでの撮影とあっては、普通、それなりの準備期間が必要と思われます。そこは先生方、慣れたもの。松島先生からの無茶振りの依頼も卒なくこなし(?)3組のパフォーマンスはそれぞれまったく異なった世界観を創り出します。
対談の様子は、後日、ISSウェブサイトに動画をアップロードします。もしくは、ISSコースの講義ビデオとして登場するかもしれません。
お楽しみに!
■ハワード博士とエディ青年の冒険
OSUスターラボを代表して来筑した二人。宇宙関連の研究者である彼らにとってJAXA訪問はMUSTですが、日本の伝統的な茶道にも興味津々。

開学記念館にて(茶道同好会の茶道体験)

器にも趣を感じている様子のハワード博士(左)と無心に茶を点てるエディ青年(右)

宇宙開発セミナーも開催
■ISS全体ミーティング
大学のオフシーズンとあっても、先生方は決して休日を楽しんでいるだけではありません。仕事もぬかりなくこなしています。

ISS関連の先生方が一堂に会して開かれたランチミーティングの風景
上記以外にも、筑波山登頂や東京観光など、日本を満喫した先生たち。約1週間の怒涛のつくばの休日を終えると、3月16日、来た時と同じ羽田空港からコロンバスに向け、帰路につかれました。
平和な日本から一転、トランプ政権下のアメリカ合衆国は、先生たちの目にどのように映るのでしょうか。当面は目が離せません!
