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オハイオ州立大学工学系学部学生・教員来学・訪問レポート
令和6年(2024年)5月21日から5月27日まで,オハイオ州立大学の工学系学部学生13名と引率教員2名が筑波大学を訪問しました.本訪問はオハイオ州立大学(Ohio State University; OSU)で企画された”Japanese American Design Experience (JADE)”の一部として実施されたもので,受け入れは筑波大学国際室および本プログラムが担当しました.
訪問中は,工学系実験施設(3H棟),プラズマセンター,エンパワーメントスタジオ,サイバニクス研究センターなどの施設見学の他,数理・データサイエンス・AI(MDA)教育推進室と連携した研究紹介,学生が興味を持つ個別の研究室訪問なども行いました.また,日米デザイン経験のためには日本の文化についての経験も重要であることから,弓道および茶道の体験と学生交流を行いました.さらに,JAXAと防災科学技術研究所の見学会を行い,つくば研究学園地区の雰囲気を感じてもらいました.
最終日には,今回の経験を踏まえて,本プロジェクトのテーマである「インクルーシブなスマート社会実現のためのスタートアップ提案」について,”Agriculture & Food Technologies (農業・食料技術)”, “City Transportation in Japan(日本の交通システム)”, “Technologies for the Support of Ageing Populations and the Inclusive Socio-Economic System(高齢者支援技術とインクルーシブな社会-経済システム)”という3つのテーマでグループ発表がなされ,活発な討議が行われました.
上記の様々な活動では,筑波大学(UT)の学生が積極的に関与し,活動のサポートや個別のコミュニケーションが行われました.皆,楽しそうに交流をしている姿が印象に残りました.
また,今回の訪問では,JV-Campusシステムを用いたオンライン・コミュニケーションの併用が試みられました.OSUとUTの参加学生は,事前にJV-Campusのコース内で自己紹介をし合い,興味のある事柄を事前に確認した上で対面交流を行いました.また,様々な情報や活動履歴をコース内にアップロードすることによって,予習や復習を行えるような環境を整えました.教員にとっては,初めての試みで試行錯誤でしたが,今後のより良い利用のための経験になったと思います.
最後に,今回の活動にご協力いただいた学内外の方々に厚くお礼申し上げます.
松島亘志(システム情報系)