活動報告

TSUKUBA

オハイオ州立大学体育・スポーツ学部学生・教員来学・訪問報告書

令和6年5月7日から5月15日まで、オハイオ州立大学の学生7名、教員2名、事務1名が筑波大学体育系を訪問しました。この目的としては主に、オハイオ州立大学の学生と教員に、筑波大学の体育・スポーツの伝統、歴史、文化を体験する学習の機会を提供することです。

9日間の訪問中には、スポーツ・体育を通じたインクルーシブスマートソサエティーについての学びとして、エンパワーメントスタジオを訪問し、VRシステム「Large Space」と多機能展示空間であるグランドギャラリーで立体映像を体験しました。体育・スポーツの分野やコーチングにおいて、VR技術がどのように生かされるのかについて議論しました。また、サイバ二クス研究センターでは、人間を外から支援する装着型サイボーグについて学び、装着型サイボーグはアダプテッド体育・スポーツの分野において応用できる可能性があると意見交換しました。さらに、オハイオ州立大学と筑波大学の教員による公開授業(野外教育、運動発達、障がいとスポーツ)を実施するとともに、プロモーションビデオを撮影しました。

加えて、筑波大学の教員と学生による企画とサポートにより、オハイオ州立大学の学生に柔道と弓道の体験を提供することができました。また、体育専門学群の必修科目である専門英語Aの授業では、7種類のアクティビティー(ピッケルボール、ゴールボール等)を準備し、オハイオ州立大学の学生と英語でコミュニケーションをとり、交流を図りました。筑波大学体育系の大学院プログラムの紹介としては、スポーツ国際開発学共同専攻とTIAS(Tsukuba International Academy for Sport Studies)に在籍する留学生が、オハイオ州立大学の学生と教員に対して、筑波大学の魅力、短期留学、大学院進学、異国での生活についてプレゼンテーションをしました。

学外のプログラムとしては、虹色学園つくば市立研究学園小学校、中学校に訪問し、学校の教育理念や学校で取り組んでいるイベントを紹介してもらい、授業も参観するなどして、子供たちと交流しました。週末には明治神宮と浅草寺を参拝し、日本の文化と歴史に触れることができました。

この世界展開力強化事業のプロジェクトを通じて、両大学の教員と学生は有意義な国際交流の経験・体験ができたと感じております。

報告者 体育系 佐藤 貴弘