TSUKUBA
森尾先生の大阪万博レポート
2025年8月18日、大阪・関西万博において文部科学省が主催した期間イベント「「わたしとみらい、つながるサイエンス展」 のステージにわたし(森尾)と李昇姫先生率いる感性チーム(ハンセン マックスさん、岸本 篤さん、イスマイル アルビンさん、女子美術大学の濱中 麻理奈さん)が登壇いたしました。わたしはメタバースを主戦場にしているのですが今回は白ぎつねの2.5次元のすがたでの登壇です。
ステージではまずわたしがISSプロジェクトの概要、特にインクルーシブなスマートソサイエティは様々なバックグラウンドを持つ個人に寄り添ったスマートソサイエティを目指していることを説明しました。また、個人のためのスマートソサイエティを実現するに当たって、個人の感性が重要であること、万博会場である関西(KANSAI)と同様、感性はKANSEIとして世界の言葉になっていると説明しました。
次いで、インスタグラムで「大子マックス」としても活躍中である、ハンセンさんの軽快なトークで、ひとつめに心臓の鼓動を腕時計型デバイスで可視化するガジェットをビデオと実演で紹介しました。ガジェットの操演はアルビンさんが行いました。リラックスしたり、緊張したりすることで鼓動の表示が変わり、スクリーンを通して心の状態が可視化されます。
ふたつめのガジェットは濱中さんが考案した、ぬいぐるみを抱きしめると照明が色とりどりに変化するガジェットです。操演は岸本さんが行いました。紹介ビデオでは濱中さん演じる内気な学生がガジェットを通して友達と打ち解け、感情を共有する姿が紹介されました。
ガジェットの紹介のあと観客席からステージに上がってもらい、ガジェットを体験してもらいました。体験コーナーではひとつ前のセッションで出演された善甫 啓一先生にも参加いただき、腕時計型デバイスを体験していただきました。ふたつ目のガジェットでは、会場の子どもがステージにあがり、デバイスを装着した万博キャラクターのミャクミャクのぬいぐるみを抱きしめてくれました。
今回のステージはISSプログラムのコンセプトと、具体的な成果をアピールする良い機会となりました。今回のステージの実施に当たり、多大なご尽力をいただいたつくばグローバル・イノベーション推進機構の犬塚隆志さまと、ガジェット紹介にご協力いただいた李昇姫先生に改めて感謝申し上げます。

