活動報告

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東京ディズニーランド体験記 with OSUディニーン先生

3月9日、オハイオ州立大学のディニーン先生のお誘いで、私、筑波技術大学の教員であるEさん、学生のSさんの4人でディズニーランドを訪れました。EさんとSさんは視覚障害をお持ちのため、今回は同行者として、障害者向けサービスを実際に体験する機会となりました。

 

当日は、つくばからディズニーランドまで直行の高速バスを利用しました。インターネットでバスを予約した際は、4人の座席が離れていましたが、乗車時に運転手さんがご配慮くださり、下の階で隣同士の席を手配してくださいました。

 

 

到着後、まずはメインストリート・ハウスを訪れ、障害者向けサービスについて案内を受けました。ここでは、園内で施設情報や一部アトラクションの音声ガイドを聞くことができる「ハンディーガイド」を借りました。また、アトラクションの座席や動き方を触覚で確認できるスケールモデルも体験しました。このモデルは他国のディズニーパークにはない、東京ディズニーランド独自のサービスとのことでした。

 

    ハンディガイド

 

その後、最初に乗りたいと考えていた「美女と野獣」のアトラクション前で、ディスアビリティアクセスサービス(DAS)の登録を行いました。このサービスは、障害のある方が長時間列に並ぶ負担を軽減し、指定された時間までは列以外の場所で待機できる仕組みです。予約時間になると、プライオリティパスの列から入場し、スムーズに乗ることができました。待ち時間中は食事をしたり、ショップを回ったり、ベンチで休憩したりして過ごすことができました。

 

    DAS

 

また、予約前にはキャストの方から、アトラクション内容や注意事項について丁寧な説明を受けました。特に日本は災害が多いため、緊急時の避難手順についても必ず説明がありました。たとえば、緊急時には何センチの段差を降りてから、避難場所まで何メートル歩く必要があるか、といった具体的な情報も事前に確認されます。さらに、避難時に補助を受けやすくするため、健常者とペアで乗ることが基本とされていました。

 

 

今回の体験を通じて、ディズニーランドが障害者への配慮を細部にまで行き届かせていることを実感しました。今後は、機会があれば海外のディズニーでのバリアフリーの取り組みも実際に体験してみたいです。