2026年3月、筑波大学の学生21名とともにオハイオ州に滞在しました。当初の滞在期間は10日間の予定でしたが、私自身の就職活動の都合により、8日間の滞在となりました。
滞在中は、オハイオ州立大学において訪問学生向けの授業に参加したほか、実際に当該学期に開講されている授業にも参加しました。ビジネス、歴史、メディア、日本語学習など多岐にわたる分野の授業に触れ、自身の専門に近い内容から、これまで接点のなかった分野まで幅広く学ぶことができました。これらの経験は、新たな視点から物事を捉える契機となりました。

私は現在、博士後期課程に在籍し、中央アジア近現代史を研究しています。普段は中央アジア地域への調査・出張が多く、欧米圏の教育機関に触れる機会は限られています。そのような中で、オハイオ州立大学の横断的な教育体制や充実した設備を実際に見ることができたことは、中央アジア、日本、アメリカの教育環境を比較するうえでも非常に有意義でした。
また、学生同士の交流も本訪問の大きな意義の一つでした。オハイオ州立大学の学生との交流はもちろんのこと、筑波大学から参加した学生同士の対話も印象的でした。同じ大学に所属していても、分野の異なる学生と自身の研究や進路、日常についてじっくりと話す機会は多くありません。今回の訪問では、学類1年生から博士課程の学生までが集まっていたため、多様な視点に触れながら活発な情報交換を行うことができました。さらに、異なるバックグラウンドを持つオハイオ州立大学の学生との継続的な交流を通して、互いの考えや価値観を共有できたことも貴重な経験でした。
帰国の際には、航空機トラブルによりアラスカに緊急着陸するという予期せぬ出来事もありましたが、ISSプログラム事務局のご支援のもと無事帰国することができ、この経験も含めて印象深い滞在となりました。
大学の支援のもとで海外の大学を訪問できる機会があることは、筑波大学の学生にとって大きな強みであると感じます。少しでも興味のある方には、ぜひ参加を目指していただきたいと思います。
