私はOSU の学生にまじり、宇宙の基礎的な事項や宇宙開発の歴史についての講義や、グループを作って独自の宇宙船を考えるグループワーク中心の授業に参加しました。これまでは歴史的な事象を日本からの視点で教わり考えていたため、アメリカからの視点で歴史的なことを学んだのは新鮮に感じました。グループ活動においては、彼らが自分の意見を出しながら相手も尊重し、自分の得意なことを積極的に示していくという姿勢が強く印象に残りました。どの授業も高度な内容を扱っており、筑波大学ではまだ１年生として数学や力学など基礎的な科目を中心に学んでいる私にとって、専門的に宇宙を学ぶことは非常に貴重な経験でした。
また、この留学を通して強く心に残ったのは、お店の人やタクシーの運転手さんが、私が日本人だと分かると「こんにちは」「元気ですか」などと知っている日本語で声をかけてくれたり、日本に行きたいと言ってくれたりしたことです。些細なことではありますが、とても嬉しかったです。こうした経験から、私自身も他国の文化に関心を持ち、日本で出会う留学生や外国の方々に少しでも安心や幸せを感じてもらえるように手助けしたいと思うようになりました。
この留学を通して、私は本当に多くの体験をし、日本にいるだけでは得られなかった学びを重ね、自分の考え方が良い方向に大きく変わったと実感しています。挑戦を決意したときは不安の方が大きかったものの、終わってみれば心から挑戦して良かったと思っています。
